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2019.10.10
CF(CompactFlash®)カードとCFast™カード、サイズは 42.8mm×36.4mm×3.3mm と同じで、外見は同じ様に見えますが、データ転送方式が大きく異なります。 CFがパラレル転送なのに対し、CFast™は現在主流のシリアル転送を採用し、高速転送が可能になりました。
パラレル転送は、複数の信号線を用いてデータを一度にまとめて転送する方式です。例えば、信号線が8本なら、8bitのデータを1回で転送、16bitなら8bitを2回分、32bitなら8bitを4回分という様にデータをまとめて転送することで高速化を実現しています。一方、シリアル転送はデータを1bitずつ順番に転送する方式です。
一見、データをまとめて転送するパラレル転送の方が高速で転送できる様に思えます。しかし、パラレル転送は信号線同士の干渉(クロストーク)や同期(スキュー)などの問題があり、理論上の最大転送速度は166.6MB/s(UDMA7の場合)です。
一方、シリアル転送はこれらの問題が理論的に発生しないため高速化しやすく、理論上の最大転送速度は600MB/s(SATA3.0の場合)です。つまり、結果的にはパラレル転送よりシリアル転送の方が高速でデータを転送できるのです。シリアル転送方式のCFast™は、大容量データの送受信や高速転送に適したデバイスといえます。
最近ではシリアル転送方式もより高速化が進み、規格の主流がSATAから更に高速なPCI Express(PCIe)やその派生であるNVM Express(NVMe)へと移行してきています。また、PCI Express(PCIe)もGeneration3から4へと進化が続いています。
パラレル転送のCFとシリアル転送のCFast™では、機器をつなぐインターフェース自体が異なるため、互換性はありません。また、写真の様にコネクタ形状も異なるので、CFのスロットにCFast™をセットすることや、逆にCFast™のスロットにCFをセットすることはできません。ご使用機器の対応やスロットのコネクタ形状をご確認の上、適切なカードをお選びください。
CFカード
CFast™
組み込み用途 / 産業用途向け CFast™
組み込み用途 / 産業用途向け CFカード
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