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このような症状が発生して携帯ショップに行かれた方も多いと思います。特に、ショップの方に「カードが壊れているのでメーカーに連絡してください」といった案内をされてメーカーに問い合わせを入れることがほとんどのようです。
この「カードが壊れている」という表現が誤解を生む原因となっており、カードが悪いと思ってしまうお客様が非常に多くなっています。実はこのような症状の場合、全てとは言いませんが90%以上の割合で、カードの機能自体に異常が見られないものが占めています。
ではなぜカード自体に異常がないのにこのような症状が起こるのか。それは「カードに記録されているデータに異常があるから」なのです。
特にAndroidスマートフォンの場合、一部のデータに異常があるだけでエラー表示が出てしまいます。わかりやすいといえばわかりやすいのですが、カード自体が壊れているわけではないのに、さもカードが壊れたかのようなメッセージが出るので、正直カードメーカー泣かせなところがあります。
カードはあくまでデータを入れる器(うつわ)です。器の機能を持っていれば基本的にカードは正常といえます。例えばお皿に料理を盛り付けました。でも料理は美味しくなかった。これをカードとデータに置き換えるとどうでしょうか?
カードにデータを入れました → お皿に料理を盛り付けましたでもデータは壊れていました → 料理は美味しくありませんでした
基本的に器が料理をまずくすることはありませんよね?つまりカードがデータを壊すことはないのです。
スマートフォンでカードを使用する場合、今までの携帯電話と決定的に違う点があります。 それは電源が入っている限り、常時通信を行っているという点です。 しかも見た目には全く通信をしていないように見えるので、普通はまず気づきません。 この通信の中には、本体機能のアップデータやアプリのアップデータ、OSのアップデータなどがあり、これらのデータは大抵カードに勝手に書き込まれます。
ここで問題が出てきます。 この書き込み中に充電が切れてしまったら? 電源を切ってしまったら? 本体の動作異常でフリーズやリセット、再起動をしてしまったら?
そうです。データの書き込み動作が切れてしまう状態になります。 こうなってしまうと正常な状態でのデータ書き込みが終了できませんので、カードにはデータが異常な状態で残ることになります。これがカードのデータが壊れる一番の要因なのです。 例えるなら、録画中にデッキのコンセントを抜いてしまったのと同じ状態と思ってください。
他にも写真や動画の撮影中に、スマートフォン本体での処理が何らかの理由で追いつかなくなり、フリーズやリセット、再起動が起きた場合も同じことが起こります。 つまりデータの書き込み動作中に遮断される状態が発生した場合、データ破損が起こるということになります。
データ破損要因がわかったところで、それを予防できないの?と考えますよね。 ズバリ、防ぐには勝手な更新をされないようにすること。これにつきます。 機種によっては自動更新をOFFにできるものもあるようですが、万全にしたい場合やそういった機能がない場合は、自動更新機能を止めるアプリなるものがあるので、そちらをスマートフォンへインストールし、起動・設定してみてください。 ※アプリの紹介はできませんので検索等でお探しください。
あとは本体の動作異常時の対策ということになりますが、こればかりはいつ起こるか全く予想ができませんので、日ごろからのバックアップを習慣づけて対応するしかありません。 パソコンをお持ちの方なら、カードをパソコンへつないで中のデータをパソコンへコピーすればバックアップできます。
パソコンがない場合は、各携帯電話会社が用意している、クラウドサービス(インターネット上にデータを預けたり取り出したりできるもの)等を利用して、データをバックアップする方法が有効です。
このようにして予防・対策をすることで、万一の場合でも被害を最小限に食い止めることができます。
破損してしまったデータは、その破損状況によって修復できる度合いも変わってきます。 カードにはエラー訂正機能が付いていますが、記録時点の元データを参照して訂正するため、元がエラーデータの場合、エラーデータのまま残ってしまいます。 さらにAndroidの場合、エラーデータがエラーデータを生み出してしまう傾向が見られます。 このためデータ破損が進み、修復を試みても元のデータに戻りにくくなってしまうことがあります。
もしエラーが出たらすぐに使用をやめ、カードの状態の確認と保全・修復を行いましょう。 カードの状態の確認と保全・修復には、パソコンとカードリーダーが必要となります。 また状況によっては、データ復旧用ソフトウェアが必要になります。
修復に関しての詳しい内容を確認する。
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