CFとCFast™の違いをご存知ですか?

2014年12月24日

CFとCFast

CFast™は次世代フラッシュメモリ・カード

CF(CompactFlash®)とCFast™、見た目は同じもののようですが、実は大きく違います。
CFとCFast™の主な違いは、インターフェースがパラレル転送から現在主流のシリアル転送に変わり、高速転送が可能になったことです。

CFast™は、CompactFlash Association(CFA)規格の次世代フラッシュメモリ・カードです。
インタフェースにはSATAを使用し、現在の転送レートは最大6.0Gb/sに達します。また理論値上の転送レートは600MB/sです(実使用環境に依存)。
サイズは42.8mm×36.4mm×3.3mmとCFカードと同じ寸法です。

パラレル転送とシリアル転送の違い

パラレル転送は、理論値上、最大で166MB/s(UDMA7の場合)が限界ですが、シリアル転送ではこれを大幅(600MB/s)に上回ることができます。
従ってシリアル転送方式のCFast™は、大容量データの送受信や高速転送に適したデバイスと言えます。

パラレル転送とは、複数の信号線を用いて、データを一度にまとめて転送する方式です。例えば信号線が8本なら、8bitのデータを1回で転送、16bitなら8bitを2回分、32bitなら8bitを4回分という様にデータをまとめて転送することで高速化を実現しています。

一方シリアル転送とは、2本の信号線を差動転送方式(2本を1Bitとして転送する方式)を用いて、データを1つずつ分解して転送する方式です。

パラレル転送とシリアル転送の違い

パラレル転送とシリアル転送のどちらが高速?

一見パラレル転送の方が高速転送が実現できるのではと思われますが、複数の信号を用いて同時にデータを固まりとして送るパラレル転送は、信号線同士の干渉(クロストークと呼ばれる)や、同期(スキューと呼ばれる)などの問題があり、これ以上の高速転送は望めません。

一方シリアル転送(差動転送方式)は、これらの問題が理論的に発生しないため高速化が行いやすく、結果的にパラレル転送よりシリアル転送の方が、高速にデータを転送することができます。

なお最近では、シリアル転送から次世代のPCI Express(PCIe)による多重化やNVM Express(NVMe)のプロトコルに時代が変わりつつあり、より広帯域の転送に移行しつつあります。

ちなみにパラレル転送方式は、1980年代後半から使用されている転送方式ですが、技術的にも歴史があり成熟しているため、高速転送を必要としない産業用途では、まだまだ多くのユーザーにご利用いただいております。

製品情報

産業用CFast™カード AD-FAシリーズ
産業用CF(コンパクトフラッシュ)カード AD-CFPシリーズ

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