エフアンドエフの概要
- エフアンドエフについて教えてください。
エフアンドエフは、1997年に設立しました。設立当初は外資系半導体商社という位置づけでしたが、現在は主に医療機器メーカー向けに精密部品の販売や組立て、検査などを行っています。

- 得意とする分野はどういったものでしょうか。
お客様の要求に特化した組込サーバや専用製品、ユニット製品のご提供がエフアンドエフの得意とする分野です。
一例をあげると、Computer on Module(COM)の規格のひとつであるCOM ExpressのCPUの熱対策として、ヒートシンクの設計・製造を行っています。
その他エフアンドエフの産業用トラックボールは、医療機器用から船舶・産業機器用まで豊富なバリエーションを揃えており、世界各国で幅広くご利用いただいております。
アドテックについて
- アドテックのメモリはいつ頃からご採用いただいていますか。
十数年前からずっとアドテックのメモリを使い続けています。
当時は、バックエンドサーバの製造を開始するにあたり、色々メモリメーカーのものを試しました。その中でアドテックのメモリの採用を決定し、現在まで採用し続けています。

- なぜアドテックのメモリを採用し続けているのですか。
いままでの実績と品質において満足しているからです。
特に医療機器は、I/Oインターフェースの不具合がまれに発生するのですが、そういった問題が起きてもメモリに起因するかどうかの分析をアドテックにはしっかりと行っていただいています。また品質を維持するためにメモリチップを固定化するなどの対応もしてもらっています。
- 他メーカーとの比較はしましたか。
はい、海外メーカーを中心に比較しました。アドテックと比べて性能にそれほど差があるといったこともなく、価格もそれなりでした。しかしトータルのコストパフォーマンスを考えて、日本製を選択しました。
- トータルのコストパフォーマンスに関してもう少し詳しくお聞かせください。
不具合時の対応に大きな差があります。
海外メーカーの場合、分析に1~2ヶ月掛かり、結局答えが出なかったというケースもあります。またEOL(End Of Life-製品の生産終了)の通知やラストバイといった事前情報も滞りがちです。
その点アドテックからは、「あとどのくらいでEOLになるか」といった情報をこまめに提供してもらっているので、お客様から質問を受けた際には、的確に返答ができています。
- 何か事前情報に関してエピソードはございますか。
海外メーカーのメモリを搭載した医療機器に関して、過去にトラブルが発生しました。
というのもその機器にはPC3-10600規格のメモリを搭載していたのですが、メーカーからプロセスチェンジのためのラストバイの事前通知がなく、突然新しいプロセスのメモリに切り替わっていたのです。そのためメモリが認識しないといった不具合が発生し、急遽PC-8500規格のメモリを手配する必要が出てきました。
実はその時もアドテックに無理をいってお願いし、かなりの短納期で製品を納めていただきました。あの時は本当に助かりました。
- アドテックのメモリはどのような製品に組込まれていますか。
超音波診断装置などに組込んでいます。特に超音波診断装置に関しては、アドテックのメモリを推奨品としています。
- アドテックの良いところを教えてください。
こちらからの要求に対して、真摯に耳を傾けてくれるところです。
解析を依頼した際も、1週間から10日程度で報告をいただいています。レスポンスが速いので、我々のお客様へもタイムリーに報告ができています。
納期に関しても問題はありませんね。実はEOLの後でも対応していただいたこともあります。
- 品質に関してはどうでしょうか。
品質に関しても非常に満足しています。
不良率もとても低く、組込時に何回か不良が出たくらいです。なお市場に製品が出荷された後で、メモリの不良は1件も発生していません。
アドテックへの今後の期待
- それでは最後にアドテックに期待するところを教えてください。
もう少しコストを頑張ってください。日本の品質でワールドワイドのプライスを期待しています。

エフアンドエフ株式会社のホームページ
http://www.fandf-hi.co.jp/